西日本新聞の朝刊コラムから感じたこと!(以下、2件とも抜粋)

①『元気な若い店主の声が響く、こだわりのスープが売り物のラーメン店。ラーメンを注文した客の携帯電話が鳴った。込み入った内容らしく話しながら店外へ。出来上がったラーメンが席に置かれたが、なかなか戻ってこない。しばらくして席に着いた客がラーメンに手を伸ばそうとした。その時、店主はさっとラーメンの器を引いて、湯気の立つ作りたてに取り換えた。驚く客に「お客さんに、冷めたラーメンは食べさせられませんから」。「2杯分の料金を」との申し出を固辞した店主。そのTシャツの背中に書かれた文字に目が留まった。「一杯入魂」。なるほど、この店のラーメンがうまい理由が分かった』

②『ある路線バス。停留所に止まるたび、運転手が車内アナウンスを繰り返す。「週末の金曜日です。1週間、お疲れさまでした」。お年寄りには「寒いですから気を付けて」「自転車にご注意ください」。あえて言えば「一停入魂」か。学生たちが「ありがとうございました」と笑顔で降りていった。外の風は冷たいが、車内は何だかポカポカと』

 仕事は違うが、心を込めた最高のサービス!心からお客様を思いやり、自然とお客様の立場になっての言動。人生に一度しかない晴れの日に、どこぞに雲隠れした会社の会見があった日に心温まるコラムを読み、心が清々しくなりました。

                                          後藤