土砂災害防止法とは、土砂災害から国民の生命を守るため、「土砂災害警戒区域」と「土砂災害特別警戒区域」という二種類の区域を指定し、必要な施策を行うものです。
一般的に土砂災害警戒区域を「イエローゾーン」、土砂災害特別警戒区域を「レッドゾーン」と呼びます。
誰が決めているのかと言うと、国土交通省が作成した基本指針に沿って、都道府県が調査を実施し、土砂災害区域の指定をしています。
記憶にある方も多いかと思いますが、平成11年に広島にて発生した災害(土砂災害325件、死者24名)より制定されました。
大災害に至った理由として、①危険な地域に新興住宅地が密集、②情報通報や警戒避難体制が脆弱
が挙げられ、従来の対策工事の他にソフト対策が施されました。
ソフト対策とは・・
・危険場所の選定
・警戒避難体制の充実と緊急時の対応
・危険箇所の建築物の構造規制
次回は、レッドゾーン、イエローゾーンについてお伝えさせて頂きます。
後藤