検査済証とは

 建築基準法で定められた「建築確認、中間検査、完了検査」の3つがすべて完了し、その建物が法律の基準に適合していることが認められたときに交付される書類です。

 検査済証があれば、新耐震設計基準で建てられた物件かどうかが直ちに判断できます。(昭和56年6月1日以降は新耐震基準)

 しかし、実際にはすべての物件で完了検査が実施されている訳ではありません。(2000年以前においては、完了検査の実施率は30%程度だったそうです)

 完了検査を受けていない中古住宅(マンション)の購入を検討する場合、当時の建築基準関係規定に適合していたかどうかを民間機関等が証明する仕組みがあります。証明してもらったものを耐震基準適合証明書といいます。次回は、適合証明証についてお伝えさせて頂きます。

                                          後藤