公道でない道路で、田畑の間にあるような道を、よくアカミチと呼び、稀に一つの敷地内を横断し、土地を分裂させているケースがあります。この場合、敷地の所有者はアカミチの上に建築物を作ることは出来ず、事実上使用が出来ない。よって、誰かに売ったり、貸したりすることも出来ず、諦めている人が多い。しかも、高齢の方にみられ、役所へ言っても説明が理解出来ず、放置されてしまっている。そもそも、アカミチの由来とは、市町村道未登録のまま、公図に記載され、「赤線」で記載があったからで、実質的な維持管理は周辺の住民任せで放置されていたのが実情であったそうな。但し、2005年1月1日の時点で道路として機能していない道については、管理が財務省(各地方財務局)へ引き継がれた。なお、道路として機能していない建前なので、維持管理はやって貰えない。よって、役所へ行っても、即答して貰えないケースが多い。重要なのは現在、道路として機能しているか否か? 道路として機能していれば、市町村管理、そうでなければ払下げ。公図と位置が異なる場合は交換する等、対応策が出てくる。まずは、今の状況と今後の意向を照らし合わせ、協議を役所に出すことが望ましいと思われます。因みに、アカミチとは里道(りどう)が正式名みたいです。
柴田