営業ノルマについて

一昨日の新聞に、十六銀行の営業ノルマがなくなったことを、弊社に来る信用金庫の担当者に話をした。返ってきた言葉は「そうは言っても、結局は数字でしょ!」だった(笑) 企業である以上、数字は大切なので、その心構えは立派!?だが、もう少し考えて欲しいのは、基本方針を変え、数字から顧客へ方向転換したことに、先見性を感じて欲しい。一般の企業の多くは、数字から顧客へ方向転換を掲げており、金融業界は特に数字に厳しいと言われる中で、掲げたことに着眼して欲しかった。大きな組織とは、方針転換したところで、一足飛びに変われない。今までの名残、経験があるから。勿論、企業である以上、利益は上げ続けなければならない。それらの理由から、表向きな変化が出るのは当分先かもしれない。ただ、利益とは役に立った企業にのみ与えられるもので、利益が上がってない状態とは、役に立ってないことを示すといった概念を、会社全体で共有することと、しないことでは、将来に雲泥の差が出る。役に立つとは、企業である以上、社会、顧客を指す。旧態依然の数字、金の奴隷から解き放たれるには、どうしたら良いかを伝えるのが、私たちの使命かと感じました。