国土交通省は26日、主要都市の高度利用地地価動向をまとめた「地価LOOKレポート」(2015年第4四半期)を公表した。対象地区は、東京圏43地区、大阪圏25地区、名古屋圏9地区、地方中心都市23地区の合計100地区(住宅系32地区、商業系68地区)で、なんと、約9割が上昇地区となった。住宅系では、宮の森地区(札幌市)と番町地区(東京都千代田区)の2地区、商業系では駅前通(札幌市)、銀座中央(東京都中央区)など。東海地方では、商業系で太閤口地区(名古屋市)が6%以上の上昇を記録したが、確かに名駅西口はリニアの影響があってか、随分注目を集めている。
同省は、上昇地区の割合が高水準を支持している要因として、大都市圏を中心としたオフィス市況の回復基調の継続、訪日客の増加に伴う店舗・ホテルの需要の高まり、大規模再開発事業の進捗などにより、法人投資家らの投資意欲が引き続き強いことなどと分析している。確かに、需要の高い所は、郊外でも地価が上がっているような気がしておりますが、気のせいでしょうか!?