不動産を売却された場合、差益は所得となります。そのため、所得税、住民税は通常より上がってしまうことは、殆どの方がご存知ですが、65歳以上の方の場合は介護保険料にも影響があります。介護保険料は各市町村で料率、段階が異なるため、一概には言えませんが、不動産を売却されると大凡1000万円以上になり、一番高い段階に該当することが予想され、介護保険料もマックスに達します。複数の不動産をお持ちの方であれば、年をまたいで売却された場合、売却した年は都度マックスのお支払になってしまいます。一年の間で全て売却されてしまえば、介護保険料についてはその年だけ、マックスで済み、よく年からは抑えることが出来ます。実際には数十万円の差額でしかないので、大きな問題では無いのかもしれませんが、少しでも経費の削減をされたい方は、一年の間で全て売却されることをお勧め致します。